【どんなときでも
ヨハネによる福音書14章25~31節


 イエス様には、何人のお弟子さんがいたのでしょう。福音書には、12人(マルコ3・13~19)、72人(ルカ10・17~21)と書いてあります。そして名前がわかっているのは12人です。それ以外のお弟子さんたちの名前はわかりません。12人のお弟子さんたちがみんな男の人であったのも不思議です。12人のお弟子さんたちは、イエス様が「神の国」の働きを開始されてからイエス様が逮捕され、十字架に架けられる前まではイエス様といっしょでした。イエス様は、お弟子さんたちと別れる前にいろいろなお話しをしました。そしてどんなことがあっても「大丈夫だよ!」と言われています。そして約束されました。別の助け主(「弁護者」)を送ると、だからどんなことがあっても心配はいりません。

 平和とは、戦争がないことだと考えるお友だちもいるかもわかりませんが、それだけではありません。自分の周りに心配事を抱えているお友だち、いじめられているお友だち、差別されているお友だち、お金がなくて困っているお友だち、病気のお友だちがいるのに、知らんぷりしていて、平気な社会は平和な社会とは言えません。みんなでお祈りして支え合い、助け合うことが出来る社会が平和な社会です。「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。」とイエス様は十字架に架かられる前、最後に言われました。信じるとは、神さまにすべてをお任せして生きることです。教会は、イエス様を「救い主」と信じ、わたしたちの髪の毛一本すらもご存じのイエス様にすべてをお任せして生きる人たちの集まりです。そしてそのイエス様を信じるならば、どんなときでも、「大丈夫だよ!」とイエス様は言われています。同じ福音書の15章には、「わたしにつながっていなさい」とイエス様は言われました。

 今日は、教会で<ののはな>の働きについてみんなで考える時です。多くの教会は、「教会学校」と言います。その前は「日曜学校」とよんでいました。そこでは学校に行けないお友だちは、そこで神さまのこと、聖書に書いてあること、だけではなくていろいろな勉強をしていました。やがて学校に行けないお友だちがいなくなると、神さまのこと、聖書のことを学ぶようになりました。そしてそのような教会の働きを「教会学校」とよぶようになりました。

 この教育週間には4つの目的があります。①一般の教会員にキリスト教育のプログラムを知らせ、理解と支えを得ると共に、参加を促す。②教会教育のプログラムのリーダーたちを支えて養成する。③教会学校の生徒たちの家族に呼びかけ、理解を深めてもらう。④プログラムの参加者たちの連帯を深めて、一人ひとりが教会の大切なメンバーである自覚を深める。(S・アルトハウス)

 今日、わたしたちはそれらの4つの目的を考えています。みんなで教会の<ののはな>の働きを覚えてお祈り下さい。ひとり一人の子どもがイエス様から、イエス様につながっているならば「だいじょうぶだよ!」と言われている「福音」を子どもたちに伝えなくてはなりません。どうぞ、<ののはな>の子どもたちひとり一人を覚えてお祈り下さい。