【神さまの国のキップ】
教育週間合同礼拝メッセージ
 ルカによる福音書19章11~27節

  キップ(スイカ・パスモ)がなければ、改札を通って電車に乗ることも降りることも出来ません。自分だけお金持ちで、ほかの人は貧乏でもかまわないという人に対して、それでは神さまの国のキップは手に入れることは出来ないよ!とイエス様はいわれます。

 ザアカイさんはイエス様に「今日あなたの家に泊まることにしている」と声をかけられました。そして神さまの御心を行う人になりました。この譬えばなしについて考えてみましょう。ここにやがて王様になる人が登場します。家来に「わたしが帰ってくるまで、これで商売しなさい。」と命令します。命令を受けた最初の家来は商売をしてそれを10倍にしました。次の家来は同じようにして5倍にしました。王様は二人の家来をほめ、たくさんのほうびを家来に与えました。最後の家来はそのお金を手ぬぐいに包んで大切に保管しました。すると王様は、その家来を厳しく叱って、10倍にした家来にそれをお与えになりました。

 このお話しと同じようなお話しが「タラントの譬え」(マタイ25章14~30節)です。1タラントはびっくりするような金額です。ムナは労働者の100日分のお給料です。イエス様はこれらの譬えを通して、神さまの国のキップについて語られています。わたしたちが神さまの国のキップを手に入れるためには、手ぬぐいにしまったり、穴を掘って隠してはダメです。才能(タラント)は神さまのご用のために用いることを神さまはお喜びになられます。

 今日は「教育週間」としてこの礼拝が献げられています。教育週間では<ののはな>の働きを覚え、<ののはな>のひとりひとりの子どもたち、黎明保育園・学童クラブの子どもたちがイエス様に繋がるようにお祈りして下さい。

 ともに歩むため、共にみ言葉に生きる「原点」のイエス様(ヨハネ15章1~10節)に繋がることが出来るようにお祈りを献げましょう。