2018年 クリスマスのお知らせ        


                         
   『みんなで祝うクリスマス』

12月 1日(土) 教会クリスマス飾り付け 午後1時~

12月23日(日) クリスマス合同礼拝・祝会 
           午前10時30分 ~ 
             (礼拝後 祝会があります。)

12月24日(月) キャロリング  午後5時00分~ 
          京成線 堀切菖蒲園駅 改札口前
                    午後5時45分~
          京成線 お花茶屋駅 改札口前

12月24日(月) キャンドルサービス 午後7時~
          江東伝道所・堀切教会 礼拝堂
          (
礼拝後  ティーパーティーがあります。)








































 
























    

           世界で最初のクリスマス

 
日本も格差が広がり、将来に希望を持つことができない人たち、自分の健康、介護の不安に苛まれている人たち、一部の人たちは富を謳歌していますが、多くの人たちは不安の中にいます。

 そのような社会は決して「平和な社会」とはいえません。また未だ「収束」とはいえないフクシマの原発事故、温暖化などが原因と言われている多くの自然災害が世界を、そして日本に被害をもたらしています。

◆約2000年前、神さまを心から信じるヨセフとマリアのもとに、一人の嬰児(みどりご)がお生まれになりました。
聖書によると、宿屋には、泊まる場所がないという理由で、生まれた場所は「家畜小屋」。嬰児は飼い葉桶をベッドにしてすやすやと眠っておられました。誕生の知らせを聞いて喜び勇んで駆けつけたのは、野宿をしながら羊の群れの番をしていた羊飼い。空にひと際明るく輝いている星に導かれ、少し遅れてやって来たのが、「占星術師」でした。これが「世界で最初のクリスマス」の物語です。

◆苦しむ人、悲しみに打ちひしがれている人々の苦しみを担うために、イエス・キリストは最も貧しい場所で誕生されました。それは、互いに自分の幸福のみを追求するのではなく、様々な苦しみの中にある人々と共に生きる意味をイエス・キリストは、ご自身の生涯を通して私たちに示して下さいました。

◆神さまは、今も、悲しみに打ちひしがれている人々や、様々な重荷を負っておられる人々と、そして私たちの傍らに共におられます。イエスさまはいわれます「疲れた者、重荷を負っている者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」(マタイ福音書11章28節)これが、神の独り子であるイエスさまがこの世に誕生された意味です。

◆クリスマス。それは神さまが私たちに贈られた「希望」のメッセージ、絶望の淵にある人が光を見いだすことが出来る日です。


         

    
きよしこの夜を知っていますか?
 
 
世界で一番知られている讃美歌がこの歌です。
作詞者はヨゼフ・モールという人です。貧しく、厳しい境遇の中で彼は育ちました。4人兄弟でしたが、4人とも父親は違っていました。

 彼の境遇を哀れに思ったのか、才能が認められたのか、理由は分かりませんが、ザルツブルク大聖堂の副司祭ヒールンレが養父となり、音楽の才能に恵まれていた彼は、聖歌隊員、ヴァイオリン奏者となり、やがて聖職者になりました。

 この歌は、これまでは、ザルツブルクの北20キロの小い村オーベルンドルフの教会で、クリスマス・イブの日に、オルガンの風袋がネズミにかじられて音が出なくなり、あわてたオルガニストのグルーバーが助祭のモールに頼んで、急いで詩を作らせ、その日のうちに作曲し、2人で、聖夜のミサにギター伴奏で歌ったといわれています。けれども、残念ながら事実ではないようです。ネズミとオルガンが故障した話は、当時の記録には一切出てきません。1943年のアメリカの『きよしこの夜物語』という本にネズミが登場したのが、最初ではないかと思われます。実際は、作詞者モールは2年前(1916年)にこの歌を作詞しています。元来6節迄あった歌は、3節となり、世界で一番知られた讃美歌となりました。
 
 教会では、アドベントから1月6日の「公現日」(3人の占星術師が礼拝した日)まで、クリスマスの讃美歌を歌います。聖書にはクリスマスの日付は記されていません。

 4世紀頃にローマで、イエス・キリストの降誕の日を祝う行事がはじまりました。12月25日という日付は、ローマの太陽の神の祝日だったのを、まことの太陽であり、世の光であるイエス・キリストの日とし、今のように12月25日にクリスマスを祝うようになりました。
 
 堀切教会は、今年は24日にクリスマス礼拝を献げます。イエス・キリストが、この世に来られたことの意味を共に考え、神さまの最大のプレゼントであるイエス・キリストの降誕を心からお祝いしましょう。

 ロマンチックな様々なクリスマス物語を知っています。けれども、アンデルセンの『マッチ売りの少女』がヨーロッパでは、この時期に読まれます。心からクリスマスを祝うために、私たちは、「世界で最初のクリスマス」物語を心に留め、静かにクリスマスを迎えませんか。




*クリスマスの夜を、 ひととき共に教会で過ごしてみませんか。*